百合と漫画と光る苔

百合とゲームが好きです

『NINJA BLADE』(XBOX 360)感想

プレイ時間:21時間程度 実績:550/1000 ハード1周
誕プレをまだ積んでたので崩しました.しかしプリズム・アークは積みっぱなし
QTE(クイックタイムイベント:ムービー中にボタンを押させる演出)パートと3Dアクションパートが入り混じったフロム・ソフトウェアバカゲー
NINJAである主人公が,3種類の剣と手裏剣(という名の魔法),周りの時間をスローにする「NINJA VISION」(とまわりのもの)を駆使して未知の寄生虫を駆除すべく東京を駆けまわる
NINJAなので忍者と違って,機関銃やヘリの扱いはもちろん超兵器や重力無視はデフォで装備.それらを活用してド派手に動くムービーを見ているだけでもバカゲー過ぎて楽しめる.見ている分には
ストーリーは個人的には皆無と断言して良い.名実ともにムービーのぶっ飛び加減とQTEを含んだ死にゲーっぷりを楽しむゲーム


良かった点
・ムービーが楽しすぎる.室伏だったりイチローだったりやりたい放題だが,特に『メタルウルフカオス』の主人公であるマイケルの親父が出てくるシーンは,一瞬だけだが強烈なインパクトを残す
・アクションパートとQTEパートでそれぞれ難易度が3つから選べる幸せ.ちなみにQTEパートの難易度を下げると,ボタンを押す機会が少なくなる
・ボス戦は見事に不親切.一応毒にも薬にもならないことは言われるけど,核心は自分で探す必要がある
・3種類の武器(太刀・双剣・大剣)に3種類の手裏剣(風・炎・雷)があるが,どれもなくては進めない場所があったりして差別化がきちんとできている
・なんだかんだで操作感は良い.ゲーム性以外のストレスを極限まで減らそうという心意気が伝わってきて非常に素晴らしい.ステージ開始時を除いてロード時間が殆ど無いのにはさすがに閉口した
QTEで失敗するとリトライができ,しかもムービーをスキップできる.更に失敗し続けることで難易度を下げることもでき,とにかく死んでも復帰するストレスを軽減するようにデザインされている

気に入らなかった点
・しかいいくらストレスが減ったからとはいえQTEはウザい.特にラストステージの連打でどれだけ死んだことか
・さらにちょくちょく挟まれるTPSパートもすごくイライラする.むしろこっちの方がダルイ
・ストーリーが皆無.というよりは続編で大量の伏線を回収する算段らしく,謎がかなり残っている
・雷手裏剣(相手の動きを止める)がボスにも余裕で効くんですが……一方,炎手裏剣は放物軌道を描く上に隙がデカすぎて真っ当には使えない
・回復アイテムの出現位置が決まっている(しかも無限回収できない)ため,切れると詰む可能性がある.とはいえ,救済措置として難易度を下げられるが
・某所でも言われていたが,どんな超展開を持ってきても「NINJAだから」の一言で納得してしまうといまいち盛り上がらない
・一番難しいステージは最初と真ん中(両方共ボスが強い)という漢仕様.ラスボスは本当に弱い
・壁走り中に攻撃を受けるとそのまま落下死.NINJAがそんな高さから落ちて死ぬわけ無いだろう

NINJA BLADE(ニンジャ ブレイド)

NINJA BLADE(ニンジャ ブレイド)