百合と漫画と光る苔

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『El Shaddai ASCENSION OF THE METATORON (XBOX 360)』感想

3Dアクション + 2Dアクションが交互に繰り返される話題のゲーム.1週目クリアは10時間くらい(後述する3Dどくどくタワーのせい).「腕次第だが,早ければ7時間くらいでクリアできるんじゃないかな」



武器は3種類あり,神の爪楊枝として知られる剣「アーチ」と遠距離攻撃なファンネル「ガーレ」,攻防一体の盾「ベイル」(,武器が壊れたときの「素手」)を使い分けながら進んでいく
敵が持っている武器を,ある程度殴って「気絶」させる事によって奪うことができる.これにより自身は武器を手に,敵は武器を失い攻撃力が大幅ダウンと面白いシステムとなっている
武器をある程度使うと劣化し攻撃力が下がるため,こまめに「浄化(理想と現実らへんのアレ)」を行って敵に隙を晒す必要がある.ただし,武器を敵から奪うことによって新品を補充することが可能(だが,武器を「必ず」持ち替えなければいけないのが曲者で,武器を一つしか持てないので「今の武器を失ってまで強奪するかどうか」を考える余地はある)
ライフは初期状態では表示されず(クリア後に表示設定が選べた),敵も味方も装備が剥がれることによって体力の減少がわかる.すなわちクイーンズブレイドイーノックさんの全裸もあるよ!)
使うボタンはジャンプ,攻撃,防御,浄化の4つのみでキーコンフィグも可能.ただ,ディレイをかけたり長押ししたり同時押ししたりと割と多くのアクションをこなすことができ,キャンセルもそれなりに効くためかなり動かしやすい
ライフが0になっても連打ゲーに勝利すればその場復活ができるし,チェックポイントも多い.難易度も初期ではEASYとNORMALが選べ(クリア後にHARDとEXTRAが追加),チュートリアルも多く敷居はそこまで高くない.……と思いきや,「冥界」と呼ばれる「3D版どくどくタワー」では,毒に触れた瞬間ゲームオーバーというかエンディングが流れてそのままタイトル送りを食らう(一応あからさまに怪しい穴が開いているから認識は可能.別に行かなくてもいいし,近くにセーブポイントもある)
ステージは最近流行りのチャプター制.1周クリアしないと前のステージには戻れないが,このゲームにおける育成要素は「オーバーブーストの持続時間(無双ゲージの長さみたいなもん)」のみとDMCEDFくらいにストイックな仕様なので,戻る意味はあんまりない
収集要素は微妙に多く,色彩が目に痛いくらい鮮やかな事に加えて,このごろの3Dアクションに珍しく「右スティックでの画面回転」ができないため,まず1周でコンプリートは不可能.ついでにどくどくタワーの中にもあったりして色々と疲れる
ついでにストーリーはよく分かりませんでした.ですが,中盤辺りに明らかに何かおかしいネタキャラが出てくるのでそいつを見てれば良いと思います

気に入らないところ
・同じ武器を使い続けたいときは強奪封印を余儀なくされる.というかファンネル強すぎね?
・どくどくタワーで即リトライができない.アイテム探索のために何周もするんだから……
・あのムービーがゲーム内に入ってない(まだ確認できてないだけかも.少なくともNORMAL一周じゃ出てない)
・オーバーブーストの時間が分からない.別に体力回復件浄化って感じだから別にどーでもいーっちゃどーでもいーんだけど
・視点は右ステで回転させてくれ……落とし穴に落ちまくる.ついでに初見殺しが多い(まず間違い無く直前にチェックポイントがあるけど)
・色鮮やかで確実に眼が悪くなるNE!
・終盤のストーリーが……
・浄化いらなくないかー? デメリットしか無いシステムはよろしくない.まあ武器の相性も劣化もガン無視して殴り続けてましたけど
・オトートノカタキヲトルノデスって聞いた覚えが無いんだけど……

気に入ったところ
・前述のネタキャラことアルマロスさん.登場シーンからずっと良い位置にいます
・ちょくちょくタイマンでボスバトル(負けても良い)が入ってくるため,それに勝つことによっての「腕の成長」が分かりやすい
・なんだかんだでボタン連打による復帰にはお世話になった
・キャンセルが結構効くので,動かす際のストレスが殆ど無い
クイーンズブレイドと同じようなものとみなすとなんか笑えてくる